※ 2025年6月〜12月に対応した事例を、お客様の了承を得て掲載しています。
エックスサーバーで管理している独自ドメインのメールを、Google Workspaceに切り替えた事例です。切替そのものより、切替のあとに起きたことのほうが、これから移行する方の参考になると思い、あわせて紹介します。
事例の概要
| お客様 | コンサルティング会社様 |
| ご相談時の状況 | Google Workspaceの法人アカウントを契約し、設定を進めていたが、エックスサーバー側でのドメインの所有権の確認でつまずいていた(急ぎ) |
| 対応 | オンラインで画面を共有しながら確認し、所有権の確認とメールの切替(MXレコード)まで完了 |
| その後のご相談 | 問い合わせフォームのメール送信、iPhoneでの受信、Gmailの仕様変更の影響確認 |
| 対応時期 | 2025年6月〜12月 |
所有権の確認:エックスサーバー側の設定を一緒に確認した
Google Workspaceでは、最初にドメインの所有権を確認します。エックスサーバーのDNSにTXTレコードを追加するだけの作業ですが、画面の場所や入力する欄が分かりにくく、ここで止まる方が少なくありません。
今回は、オンラインで画面を共有しながら、エックスサーバー側の設定を一緒に確認しました。所有権の確認が通ったあと、メールの受け取り先をGoogleに切り替えています(MXレコードの変更)。
切替後に起きたこと①:サイトの問い合わせフォームのメールがうまく送られない
切替の直後、Webサイト(WordPress)の問い合わせフォームのメールが、うまく送られていない可能性があるとご相談をいただきました。
フォームのメールは、サイトを置いているサーバーから送られています。メールの受け取り先をGoogle Workspaceに変えたら、フォームのメールもGoogle Workspace経由で送るように、送信の設定をそろえるのが確実です。今回は、WordPressのプラグイン「WP Mail SMTP」を使って、Google Workspaceのアカウントから送る設定に切り替えました。
設定の手順は、こちらの記事で紹介しています。
切替後に起きたこと②:iPhoneで法人メールが受信できなくなった
切替からしばらくして、iPhoneで法人のメールが受信できなくなっていることに気づかれました。
原因は、iPhoneのメールアカウントの設定が、切替前のエックスサーバー向けのままだったことです。アカウントを追加するときに「その他」ではなく「Google」を選んで、Google Workspaceのアカウントでログインし直すと、過去のメールも含めて送受信できるようになりました(この解決はお客様ご自身で見つけられました)。
MXレコードを切り替えると、パソコンのブラウザでは問題なく見えていても、スマートフォンの設定は古いまま残ります。切替のときに、あわせて見直しておきたいポイントです。
切替後に起きたこと③:「Gmail POP終了」のお知らせが届いた
2025年12月、エックスサーバーから「Gmailの外部メール取り込み(POP受信)の終了」についてのお知らせが届き、影響がないかご相談をいただきました。
このお客様は、すでにMXレコードをGoogleに向けて、Google Workspaceで直接メールを受け取っています。無料のGmailのPOP受信で取り込んでいるわけではないため、基本的に対応は不要とお伝えしました。
同じお知らせを受け取った方は、まず「今どうやってメールを受け取っているか」を確認してください。
- MXレコードがGoogleを向いている(Google Workspaceで直接受信)→ 基本的に影響なし
- 無料のGmailの「他のアカウントのメールを確認(POP)」で取り込んでいる → 2027年1月までに受け取り方の変更が必要
同じように切り替える方へ
- 所有権の確認(TXTレコード)で止まったら、DNSを管理している会社(今回はエックスサーバー)側の設定を確認します
- 切替のあとは、スマートフォンのメール設定も見直します
- Webサイトのお問い合わせフォームなど、サーバーからメールを送っている仕組みがあれば、送信の設定も確認が必要です
STEP WILLでは、画面を共有しながら一緒に設定を進める「Google Workspace 導入・設定の伴走サポート」を行っています。
